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板こ一枚下は地獄
板こ一枚下は地獄_b0039294_020393.gif37℃・27℃ 暑゛すぎる゛ぞぉ~ぃ。
DAKARA(1L)、南アルプス天然水(0.5L)を飲みました。
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guripapa父は材木船の機関整備士さんでした。船乗りが多い家系のようです。guripapa母の実家T家はもとは漁師さん。今でこそ漁に出る人がいなくなったT家なのですが、ご近所の漁師さんから「タラ一尾」を大漁? のおすそわけでいただくことがありまして。グリ家も「そのまたそのまたおすそわけ」をたま~にごちそうになってます。

guripapaに聞いた話によれば、20数年前、T家のおじさん(guripapa母の兄)はベーリング海で操業中、流氷に船がとじこめられ、圧にたえきれなくなった船体が破損、沈没。冷たい海に投げ出され、亡くなったのだそう。T家のおばさんやguripapa母が遺体を稚内まで引き取りに行った、と言っていたけれど、おばさんや母はどんな気持ちで迎えにいったんだろうか。漁師の家族であればこその覚悟、のようなものがあったんだろうか。

そういえば、少し前に変な夢を見たな。「あなたはガンです」と言われる夢。未知だった宣告された時の気持ちを、夢のなかで味わった。なんとも言葉ではあらわしにくくて。泣くとか叫ぶとか当たり散らすとかいう気持ちではないし、じゃぁ余命を精一杯、なんてこともちっとも思えなかった。ただブワブワと、体の奥底から湧いてくる墨色のキノコ雲のようなモノから浸食される感じ、というのが一番近いかも。もしかしたら無意識に「夢の中」を感じていて、リアルな感情になってないかもしれないけれど。

しかし。自分の命と家族の命とでは感じ方が違うわけで。病気や事故、災害ではなくて、他人の手によって理不尽に家族の命を奪われたときの感情というのはきっと、怒りと哀しみ、だけではないと思うわけで。

今日、「私もそうだと思ってたのよぉ~、実はね‥‥」とか、「やっぱりね、心配してたのよぉ~」とかで始まるちっとも中身のない発言やただのポーズを目の当たりにして、無駄に感情をかきみだされてしまった。というか、わかっていてそんなのに反応した自分が情けない。こういう気持ちって、扱いが面倒。あ、脱線しました。

とにかく、自分の食べているものがどんなふうに育って、どこで獲られて、どう流通してきたのか、もっとお皿の上で意識しようと思う。
by guridial | 2006-08-17 23:59 | たらたら日記:258
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